SDGs企業研修報告

2022年12月8日(木)・15日(木)

研修企業:株式会社 大東運輸
参加者:経営層・各部署担当者 10名

今回、S D Gs企業研修のご依頼をいただいたのは、創業88年と、長きに渡り東京都の清掃運搬に従事し、東京のインフラを支えておられる株式会社大東運輸 様です。

同社は、S D Gsに取り組む以前から、環境マネジメントシステムの規格であるISO14001を取得され、地球環境の保全が人類共通の課題であるとして、「環境と共生」を経営の最大課題としています。

研修は2回に分けて、経営層や各部署担当者に向けて行いました。

1回目は、S D Gsが生まれた背景から、次世代ではS D Gsは当たり前になっていること、また先進的に取り組んでいる自治体も紹介させていただきました。

また、昨今の経済社会の大きな変化において、世界の企業がS D Gs経営に力を注いでおり、日本でもS D Gs経営が必須となってきた理由について、具体的にお話ししました。

研修の最後には、ワークシートに自社が取り組むべきS D G sのゴールを記入していただき次回発表していただけるよう宿題とさせていただきました。

2回目の研修では、前回の復習から始め、S D Gs経営に取り組むメリットや、導入した企業の成功例を中心に紹介しました。

前半は、自社が既に行っているいる取り組みをS D Gsの視点で棚卸しする作業と、社内浸透の重要性、社員にS D Gsを通して経営理念の理解が深まり、組織風土が良くなる効果も得られること、企業の成功事例も紹介しながら説明しました。

後半は、ワークシートを仕上げていただき、発表の時間を設けました。

1回目の研修始めでは、S D Gsの名前は知っているが内容はよく知らない、どんなメリットがあるのか分からないと答えていた方がほとんどでしたが、発表では、各部署の担当者から次々とゴール番号が発言され、その理由やストーリーもとても熟考されたものばかりでした。

また経営層からは17のゴールに入っていない新しいゴールの提案があり、その理由も長く清掃運搬業を営む方の立場からでしか語られない、大変貴重なご意見をいただけました。

他にも、たくさんのご意見を耳にし、私たち講師としても学ぶことの多い研修となりました。

なくてはならないインフラを支える重要な業務を行う同社に、引き続きS D Gs導入への一歩を踏み出していただけたら幸いです。

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