第16回 社内研修は「仕事の予算感を持とう」

 先日、チームビルディング第16回目の社内研修を行いました。

 今回の研修テーマは、「仕事の予算感を持とう」でした。実はこのテーマ、研修を終えた後に種明かしがあったのですが、普段は何気なく仕事に取り組んでいると、労働生産性などの数字を意識することはほとんどありませんでした。しかし、今回の研修で仕事の収益性を意識して、日常業務に取り組むことの大切さが理解できたような気がします。

【A4用紙だけで自立したタワーをつくる】

 今回の仮想体験ゲームは、一般的にはペーパータワーと呼ばれているものになりますが、スカイツリーの建設現場で実際にあったエピソードを基に内容を独自にアレンジしたものになります。ゲームはA4用紙だけで自立するタワーをどれだけ高く作れるか、というシンプルな課題ですが、実に奥の深い内容のゲームになっていると思います。

 ゲームは作戦タイムと制作タイムの2つに分かれているのですが、作戦タイムを有効活用できるかが、課題達成のためのキモになるような気がしました。普段の仕事から段取りが大事ということですね!

【完成したタワーは赤字!】

 作戦タイムではメンバーで意見を出し合い、その後の制作タイムでは短い限られた時間の中でも試行錯誤しながら、協力し合って何とかタワーを完成させましたが・・・。

 ここで、実はペーパータワーの制作には収益、費用の計算が必要だったと明かされ、せっかく完成したペーパータワーの収支は赤字という結果でした。

 1回目の結果を受けた2回目では、収益の改善を目指しましたが、最後の最後でタワーが崩れてしまう結果に・・・(泣)。

【組織全体の作業効率化に効果】

 ワークの後の振り返りでは、失敗したことで各自の思考、行動に対する気づきがあり、普段の業務に活かしていこうと決意したのでした。

 私たちは実際の業務においても、キャッシュフローを考えながらより効率的に仕事をすること、失敗を恐れずにチャレンジすること、などの大事なことに気づくことができました。組織全体の作業効率化や、チームで成果を上げたい、新入社員や新しいプロジェクトリーダーにマネジメント方法や費用感について学んで欲しい、などでお悩みの経営者の方にはおすすめのワークだと思います。

【研修後は懇親会】

 研修が終わった後は、当社の顧問税理士でもあり、ビジネスパートナーでもある星山輝先生のご好意でお招きいただき、懇親会を開催しました。スカイツリーを眺めながら、美味しい食事をご馳走になり、普段は、仕事が終われば介護や子育てと、慌ただしい日常を送っている私たちにとってはとても貴重な時間となりました。日頃の苦労を労っていただいた星山先生には、心から感謝の気持ちでいっぱいです。

 この感謝の気持ちを大切に、お客様への笑顔に変えていきたいと思います!