社内研修の13回目のテーマは「お金の流れを理解する」
自社のお金の流れを理解する
これまでは、チームワークビルディングの人材力×組織力×関係力の内の人材力に焦点を当ててきましたが、今後は組織力の強化に移行予定です。今回はその前段としての位置づけの研修で、スタッフ全員が経営者目線で自社のお金の流れを理解するためのコンテンツです。
自社の大まかな経営状態を理解することで、会社にどう貢献できるかを考えるとともに、個人のライフプランをどう充実させるかも考える内容です。最近、流行のOKR(Objectives and key results)によるマネジメント手法を導入する前に行うことで、良い効果があるのではないかと考えています。
決算書類と行政書士業務
私たちは、行政書士の業務として建設業者さんや運送業者さんの決算書類を拝見しているため、珍しいものではありません。なぜなら、建設業や運送業の許可業者さんは、毎年事業年度が終了した後、税務署とは別に、許可行政庁に決算報告を提出することが義務付けられていて、私たちもその提出のサポートをさせていただいているからです。
しかし、手続き上の観点から決算書を眺めることはあっても、経営目線で決算書を意識したことはほとんどありませんでした。
「お金のブロックパズル」とは
当日は、自社の決算書を見ながら、自社の収支をパズルのように表す「お金のブロックパズル」というワークをしました。
「お金のブロックパズル」とは、方眼紙を使用して、会社の大まかな収支をブロック状で表現したものです。昔懐かしいテトリスをイメージしてもらうと分かりやすいかもしれません(笑)。※別紙図参照
自社のお金の流れを簡略化して見える化することで、経営層でなくても会社の収益の全体像を把握することができ、自社の課題が把握しやすい仕組みになっています。ブロックパズルを元に、例えば、給料がもっと欲しいなら売り上げはこれくらいないといけない、売上を上げるためには客単価を上げたら良いのか、それともリピート率を上げたらいいのか、など、具体的な話し合いができます。
見えてきた事務所の課題と改善のアイデア
研修の後は、事務所近くにある亀戸で一番美味しいと代表が一押しするラーメン屋さんで、引き続きランチミーティングをしました。
リラックスした雰囲気の中で、各々が感じたことや、売上げをアップするためのアイデアが自然と口をついて出ました。
「効率的な働き方の大切さ、具体的にはどんなことかを考えるキッカケになった」
「もっとサービスを充実させ、私たちにしかできないきめ細やかなサービスを行えたら良いのでは?と考えさせられた」
「お客様の許認可をもっとフルサポートできるような提案型営業もできないのか?」
現状よりも、もう一歩踏み出した働き方を模索していく良い機会となったと思います。
お給料の3倍稼げは正しいのか?
お給料の3倍を稼げとは使い古されてきた言葉ですが、「お金のブロックパズル」は、会社全体のお金の流れを知ることができ、スタッフさんにも納得感があるコンテンツとなっています。
会社のビジョンを実現したい、個人のライフプランを達成したいとしても、無い袖は振れないとなってしまわない様に、お金の流れを勉強することは非常に大切です。自社の収支を把握することは、社員全員がビジョンを共有し、そのビジョンに向けて行動するモチベーションアップにつながります。
社員の生産性が悪い、もっと効率よく働いてほしい、組織風土がよくない、売り上げを上げたい、などで悩まれている経営者の方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度ご相談ください。 私たちS Tパートナーズがサポートいたします。