はじめてのIDGs①~社員一人一人の成長を促す方法
2024年10月22日
先日、江東区のこうとう若者・女性しごとセンターでセミナー講師として登壇してきました。
これで同センターでは4年連続で講師を務めさせていただく運びとなり、本当にありがたく感じています。そして、今年度は「SDGsをどう自分ごと化するか?」をテーマに計2回のセミナーが予定されているのですが、今回はその1回目となります。
第1回目は「はじめてのIDGs~社員一人一人の成長を促す方法~」と題して、前半は「IDGs変容する組織(経済研究法令会)」の書籍解説を中心に、後半は効き脳診断(簡易版)の実施、解説とチームビルディングという構成でお話させていただきました。
SDGsの取り組みはコロナ禍の影響もあって、多くの国で達成状況が芳しくないとされています。それは日本においても例外ではなく、企業においては経営者や幹部の一部だけで取り組んでいる、従業員全員への「社内浸透」活動がうまくいかない、といった多くの課題があるようです。
これらの課題について、SDGs経営を理解、推進するための人財が不足しているのではないか、人の内面の成長について正しいマネジメントが必要ではないか、という疑問から始まったのが「IDGs=Inner Development Goals=SDGs実現のために必要な内面の成長目標」です(注:当事務所の非常にザックリとした解釈です。)。
IDGsという言葉はまだあまりなじみのない言葉だと思われますが、上記書籍に書いてある趣旨はチームビルディングそのものだと(私どもは)理解しています。
【チームビルディングの基本は人の強みに着目すること】
同センターの担当者さんから、参加者の方々に何かお土産を持って帰って欲しいというリクエストをいただいたこともあり、人の強み(思考のスタイル、くせ)が分かる効き脳診断(簡易版)を参加者の皆さまにその場で受けてもらいました。
効き脳診断の結果を参加した皆さんで見せ合ってもらった際や、その後の解説、診断結果の活用方法についてお伝えした場面では、皆さまから「面白いくらい自分に当てはまっている」とか、「(一緒に参加した相手の方に対して)そのままだね(笑)」といった発言がありました。
なお、セミナーを一緒に受けた同センターの担当者さんからは次のコメントをいただきました。
「IDGsは非常に魅力ある内容であるにも関わらず、どうしても言葉に馴染みがないと興味がわかない…中小企業の難しさであり、取り組むべき重要課題だと思っております。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。」
VUCAと呼ばれる時代の人材マネジメント手法としてIDGsは必須の考え方になると書籍では言及されていますが、チームビルディングの考え方もさらに重要視されていくものと考えています。
来年2月の次回セミナーでは、レゴブロックを使った仮想体験ゲームをプレイしていただく予定の他、企業のビジョンはなぜ全従業員に浸透しにくいのか?という課題に関する仮想体験ゲームも準備しています。参加資格は江東区内の企業に限られますが、ご興味がありましたら、ぜひご参加くださいませ。 なお、チームビルディングに関する企業研修を検討されている企業さまも、ぜひお気軽にお問い合わせください。